73歳鳥好き人
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news 2012.12

めじろ その2

 (つづき↓)

 ことわられても、めげずに翌朝もその次の朝も通い続けて、1週間目に「根負けしたわ。明日の朝4時に弁当持って来い。山へ連れってやる。」とようやく許しがもらえました。

翌朝訪ねると、すでに身支度を済ました老人は鳥もちの入った瓶を私に渡すと、風呂敷に包んだ囮(おとり)の入った籠を手に、歩き始めました。

道すがら山での囮籠を掛ける場所やその方法、鳥もち棒に使う木の種類や、鳥もちの巻きつけ方など、くわしく教わりました。

そうするうちに、ひときわ高声でさえずるめじろに出合うと、老人はすばやく囮籠を木に吊るし、まるで人間に言うように「がんばれ」、と声かけをしました。二羽のさえずり合戦は延々と続き、老人がいつの間にかうとうとと眠っていた私の肩をゆすり囮籠を指差したその時、鳥もち棒にめじろがすがりました。老人は走りより手早くつかみ、羽や足の鳥もちを取り除き、私の目の前につき出しながら、「良いめじろや。今日からお前の囮や、大事に飼えよ。」と言いました。

帰り道、老人はこれから言う事は必ず守ることと前置きして、毎日水浴を欠かさないこと、すり餌を与えること、冬になる前に囮を山に放つことの三つを言い渡しました。

あの日からずいぶん時が流れましたが、私にとっては昨日の事のようですし、鳥好き人のスタートの日でもあったのです。


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