花尻薫先生の 花と熊野 にまつわる小話

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news 2012.12

モチツツジ(つつじ科)

 

つつじの花の咲く時期は、普通は4月から5月くらいですが、熊野地方では北風が冷たい頃でも、モチツツジを見ることができます。

熊野古道沿いの暖かい場所や、杉、ヒノキなどが生えていない里山のくぼんだ日溜まりにひっそりと咲いています。

「モチ」というのは鳥もちの意味で、花の柄やガクに腺毛と言われるねばねばとした毛が生えていますので、“ネバツツジ”とも言われています。また、季節外れの花が隠れてさいているので、尾鷲市ではトキシラズやボケツツジと呼ばれ、南牟婁郡の紀宝町ではキツネバナやバケツツジなどと言います。大内山ではネンバリツツジともいい、特長をよくとらえた方言には感心します。

 ←腺毛が見られる

紀北町の荷坂峠道は、4月から5月にかけてつつじの古道を通り、花のトンネルのなかを歩いているようです。ここのつつじの種類はモチツツジとオンツツジで、オンツツジは少し紅色の花です。曽根町の城跡に向かう道にも4月から5月、モチツツジとオンツツジが咲きます。松本峠道や逢神峠道の登り口には12月から3月頃にかけても咲き、年中みられます。咲いているモチツツジをよく見ると、花の柄やガクに小さな虫が捕らえられているのが分かります。鳥もちの意味も納得できるようです。

 花尻薫 氏

 三重県熊野市有馬町。熊野の自然や歴史に造詣が深く、30年以上熊野古道の保全に力を注ぐ。三重県立熊野古道センター理事長、熊野古道語り部友の会会長、みえ熊野学研究会、三重シダの会会員など。


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