news 2011.9.14
ツルボ(蔓穂)
秋の気配とともに、あちらこちらで見られます。
土手や畦道にかたまって咲いている薄紫の可愛い花です。

アップで見ると小さな花がいっぱいで、また可愛い。
名前の由来はちょっと面白いです。
ツルボの球根の外皮をとると、つるりとしているので、つるりとした坊主頭に似せて、「ツルボウズ」から転訛して、「ツルボ」の名になったといいます(漢字名には当てはまらないのですが)。
別名をサンダイガサ(参内傘)と言い、公卿が宮中に参内するときに従者が差しかけた傘をたたんだ形に似ていることからです(こっちのほうがしっくりきますが、ツルボのほうが一般的ですねー)。
飢饉の時食料として役立った植物を救荒植物と呼ばれるそうです。
ツルボもそのひとつで、球根を、水によくさらして煮て食べたり、粉にして餅を作ったようです。
ツルボ餅?
薬効もあるとのこと。
腰痛とか打撲に球根をすりおろして塗布すると良いらしいです(試してみよう)。
(尾崎)
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