平成17年度 「三重・紀南エコツーリズム」ガイド・リーダー養成講座 記録

第1回

実施日:平成17年7月30日(土) 

場所:紀南ツアーデザインセンター


この講座は平成16年度から18年度の3か年で、紀南地域におけるエコツーリズムを推進する人材育成を目的にして実施しています。初年度は基礎編としてエコツーリズム、インタープリテーション、もてなしについての理解を図り、2年目の本年度はエコツーリズムの実践編、3年目はエコツーリズムの事業化編として位置づけられています。

17年度の講座の初日、7月30日には、日本エコツーリズム協会理事の山田桂一郎氏とピッキオ・ワイルドリサーチセンターの楠部氏を講師に迎え、紀南エコツーリズム実践の基本方針の確認と、1年間の活動体制についての打合せを行いました。

まず、山田講師から「紀南エコツーリズム」の進め方について、エコツーリズム、エコツアーとは何か、ということを考える中で、どうやって付加価値を高めていくかが重要になる。いいものをつくるだけでなく、お客様に来てもらわないと意味がない等、アドバイスがありました。
また、楠部講師からは、最終目的は我々の自然を伝えていくこと、動物や自然との共生を考えることが大切であると意見がありました。

参加者のみなさん 講師の山田桂一郎氏(右)、
楠部真也氏(左)


続いて、ツアー企画の検討のために、「紀南の宝、魅力とは何か」改めて考えました。
・熊野の自然環境(山、海、川、森林、浜辺、動植物・・・)
・自然からの恵み(魚、山菜・・・)
・熊野古道、熊野の歴史
・自然信仰(巨岩、滝、行場・・・)
・石文化(猪垣、石畳、石垣・・・)
・人々の心(結いともやいの心、もてなしの心)
・狩猟、漁労文化
・食文化

など、様々な意見が参加者から出され、この後、6つのグループに分かれて実践ツアーの企画を検討し、6つの実践ツアーがあげられました。

『七里御浜がもたらす古来よりの食文化体験ツアー』 〜古き良き昔のくらし〜
『あなたに見せたい熊野』 〜北山川の自然を知る旅〜
『世界一の大木の上で何をおめく?』 〜熊野の森林の現在・過去・未来〜
『今蘇る、秘められた高尾谷の信仰と自然』 〜神仏習合の史跡、守りたい自然〜
『木の文化』 その1「木の素晴らしい生命力」、その2「木を見て家を立てる」
『熊野の伝統食材を訪ねる旅』 〜ボクらは食の探偵団!〜

今後、各グループごとに検討を重ね、6つのツアーを実践することになりました。


---実践ツアー その1---


『七里御浜がもたらす古来よりの食文化体験ツアー』 〜古き良き昔のくらし〜


七里御浜には、海の豊かさが運んでくれる旬の鯵、海岸に打ち上げられた天草、海岸に自生する浜ごぼうなど海や海岸の恵みがあります。参加者の皆さんでこれらの恵を採取し、「ところてん」や「浜ごぼうの天ぷら」を作り、郷土のおばちゃんの実演・手作りの「あじの姿ずし」を食してみませんか。
現代の私たちが忘れてしまいそうな、古来から伝わる食文化を再確認したうえで、未来が豊かであるために、伝統ある食文化を将来に伝えることの大切さについて考えてみましょう。

浜ごぼうの天ぷら ところてん

■実施要項

●日時:
平成17年9月24日(土) 13:00〜17:00
●集合:
花の窟前駐車場
●場所:
三重県熊野市有馬町花の窟前七里御浜海岸等 天草の採取できる海岸
●日程:
 
13:00      花の窟前駐車場 集合
 
13:15〜13:30 パーク公園内東屋 七里御浜についてのお話し
 
13:30〜14:30 七里御浜浜辺で天草を拾う、浜ごぼうを採取する     
 
14:45〜15:45 紀南ツアーデザインセンターのかまどで天草を煮る 
 
15:45〜16:00 天草の煮汁をこす
 
16:00〜16:30 天草の煮汁を型に入れ冷蔵庫で冷やす
 
16:30〜16:50 ところてん、浜ごぼうの天ぷら、あじの姿ずしを食べる
懇話会(意見交換)
・これから私たちが大切にしなければならないもの
・これから私たちがどのように取り組んでいくべきか
・これから自分達が他の人にどう訴えていくか(メッセージ)
 16:50〜17:00 後片付け、解散
●参加費:
今回の模擬ツアーの参加料金は、保険代、調理材料代実費、講師(おばあちゃん)謝礼を含めて、お一人様 1500円をご負担ください。(※営業ツアーで実施する場合は、上記以外にお一人様500円のガイド料金が必要になります。)
●持ち物・準備
天草を入れるビニール等の袋、浜ごぼうを掘るための軍手、七里御浜海岸を歩ける靴および服装、晴天の場合は必要に応じて帽子・タオル・お茶等をご持参下さい。
●雨天の場合(少雨決行)
ツアーの場所は、花の窟前七里御浜海岸、紀南ツアーデザインセンターですので雨天でも行います。雨のときは傘等の雨具をご持参下さい。
●その他
ツアー当日採取した天草はその日のうちに、ところてんまで加工できませんので個人でのお持ち帰りになります。当日、調理に使用する天草はスタッフが事前に採取したものを使用します。


■実施結果

オリエンテーション 浜ゴボウを掘る

デザインセンターのかまどで、ところてんを作る 参加者で試食をしました。


■反省会
・準備の段階からたいへんだったと思う。ずいぶん努力されていた。これだけの参加費で続けていけるのか、継続してやっていくには何を省いて何をやるのかを考えていってもよい。
・テングサを集めながらゴミを集めるのはよかったと思う。
・全体としてはとてもよくメッセージが伝わった。限られた時間の中なら、テングサ、寒天に絞っても十分伝わったのではないかと思う。
・全体に、いろんな魅力が引き出せる部分がある。食文化や歴史などは軽井沢にはなかなかないものである。うんちくを最初に伝えてもらえば、テングサをとるのもよりおもしろくなったと思う。



---実践ツアー その2---


『あなたに見せたい熊野』 〜北山川の自然を知る旅〜

日本でも有数の景勝地である吉野熊野国立公園瀞峡の左岸と右岸の道を、三重県紀和町木津呂を基点とし、緑豊かな木立ち(杉・桧)の山あいの道を通り抜けて進みます。
清流北山川に架かる昔からの吊り橋を渡り、原生林を縫って歩き、三つの県境(三重・奈良・和歌山)の自然美を一度に探勝し、最後には和船でのんびりと川風に吹かれながら、船頭の味わい深いガイドで瀞峡(瀞八丁)の神秘的な景観を楽しんでいただけます。
地域の大自然にふれ日常生活では感じることのできない原生の息吹を是非体感し、疲れた心と体を癒してください。


三国にまたがる声やホトトギス

【詠み人知らず】


熊野川 君を忘れむ わがはての
      身をおかましと 思う岩かな

わが小指 絹となぶれる それよりも
        かかる筏を 渡す水かな 

【与謝野晶子(瀞八丁、熊野川にて)】


瀞八丁は、山水の姿を太古そのままに現代に伝えている、他に類を見ない清潔な風景である。

【佐藤春夫 (「とろ八丁の記」抜粋)】

■実施要項

●実施日:平成17年9月25日(日)
●集 合: 8:00 南牟婁郡紀和町小川口 ジェット船小川口乗り場駐車場
●行 程
  8:00〜8:10   オリエンテーション
  8:10〜8:30   木津呂ハイキング起点まで車で移動
  8:30        出発(近畿自然歩道を歩く)
               ※休憩は随時行う
  9:10        北山川に架かるつり橋(山彦橋)に到着
  9:40        対岸へ渡る(十津川村田戸)
 10:00        ジェット船終着場河原 休憩
 10:25        二つ目のつり橋(田戸橋or針金橋)を渡り
              熊野川町玉置口下地集落へ
 11:00        お地蔵さんの台座だけが残っている四叉路着
              (姥目樫の大木が悠然と枝を伸ばしている)
 11:30〜12:10  森林浴エリアー瀞の郷バンガロー
               昼食 (持参)
 12:35        和船の『はるや』着
 12:50〜13:50  瀞八丁和船めぐり
 13:50〜15:30  小川口駐車場まで移動
              挨拶・反省会
              解散
             (湯の口温泉で今日の疲れを癒してください)
●参加費
  2,000円(和船料・保険料)
  (※営業として行う場合は、ガイド料1,500円/人を別途いただきます。)
●持ち物
  昼食、飲み物、手袋(軍手)※歩きやすい服装でお越しください。
●その他
  雨天等、当日の条件が悪いことが予想される場合は、中止します。
  (前日の19時頃までに参加者に連絡します。)


■実施結果

オリエンテーション
北山川に架かるつり橋(山彦橋)を渡る

川舟遊覧

■反省会
・自分自身は楽しめた。実現性がかなり高いツアーだと思う。もっと少人数で単価を上げてもよい。いろんなうんちくを語ってゆっくりやればお客様の満足度が上がる。
・歩くところを下見して植物のリストをつくればよいと思った。



---実践ツアー その3---


『世界一の大木の上で何をおめく?』 〜熊野の森林の現在・過去・未来〜

私たちの目にする山々の木々、実は人の手の入った主に50から60年前に植林したすぎ・ひのきなのです。
しかし、池原ダム上流部の飛鳥町大又から五郷町桃崎の広大な森林は、伐り出すのが困難なため木地師が入山するくらいで、大正10年(1921年)に伐採の斧が入るまで大木の林立する天然林でした。
この地域の本来の植生を示す森林は、国有林内に現在もわずかに残されており、今回のツアーはそれら「モミ・ツガ保護林」「トガサワラ保護林」と、誰が植えたのかミステリーの残る市内最古の人工林「文政スギ(約180年前の文政年間の植林地)」を巡ります。
特に、「トガサワラ保護林」へは、東洋一(世界一?)と言われ、平成10年の台風で倒れたトガサワラまで、往復2時間(標高差約250m)の山歩きをします。(写真参照)熊野の森林を時空を越えて体感する6時間、人工林の現在・未来を考えるツアーです。

東洋一のトガサワラの大木

■実施要項

●実施日:平成17年12月3日(土) 
●集 合: 8:00  「道の駅」きのくに(熊野市飛鳥町大又 国道42号線沿い)
●行 程
  8:00〜 8:10  オリエンテーション
  8:10〜 8:40  「道の駅」きのくに出発、各自の自家用車で大又林道を走行 
  8:40〜10:00  文政スギ、モミ、ツガ保護林見学
 10:00〜10:20  車にて大又林道を移動
 10:20〜11:20  トガサワラ保護林登り口着、山登り(標高差約250m)
 11:20〜12:30  トガサワラ保護林見学
              昼食 (持参)
 12:30〜13:30  下山
 13:30〜14:10  乗車、大又林道を引き返す。「道の駅」きのくに着
 14:10〜14:40  反省会
              解散
●参加費
  300円(保険料)
  (※営業として行う場合は、ガイド料2,000円/人を別途いただきます。また、1ツアー10人までの人数で開催します。)
●持ち物、準備
  山歩きできる服装(途中、道の無い斜面も歩きます。滑りにくい靴で)、昼食、飲み物、雨具
●その他
 ・雨天等、当日の条件が悪いことが予想される場合は、中止します。(前日の19時頃までに参加者に連絡します。)
 ・舗装されていない林道を走行しますので、悪路に強い車でお越しください。
  (入山台数を減らすために、当日乗り合わせをお願いします。)
 ・行程中、トイレ施設はありません。事前に用を済ませておいてください。


■実施結果

オリエンテーション 文政杉の森を歩く

ツガ群落を歩く トガサワラの倒木の上で


■反省会
・コンセプト、メッセージはよく伝わった。人工林の歴史、日本の他の例なども紹介できるとよい。
・「森が語る」と感じた。すばらしいところだが、日本の中でここがどういう位置を占めているのかという情報があるとさらによい。
・安全への配慮が大切である。最初に歩き方のレクチャーや準備運動などがあるとよかった。



---実践ツアー その4---


『今蘇る、秘められた高尾谷の信仰と自然』 〜神仏習合の史跡、守りたい自然〜

 山深い流れ谷、熊野市五郷町高尾谷。
 国道を一歩入ると、そこは秘められた幽玄な世界が広がります。こんな近くに、美しくも厳かな風景があるのです。
 太い蔦の鳥居をくぐると苔むした石段の上に、神仏習合の「奥の宮・太郎坊権現」が静かに鎮座しています。参詣道には、この地方に珍しく残る庶民の祈りの証し「千本幟」が、点々と白く地面を染めているように立てられています。

 今回のツアーでは、桃源寺奥の宮を参詣し、珍しくも素朴な千本幟の祈りを再現しつつ、この地に生きた人達の信仰と暮らし、更には自然を守るとは何か、に思いを馳せてみましょう。きっと、日頃の世俗の埃が洗い流されますよ。そう、桃源寺奥の宮で静かな祈りのひとときを過ごしてみませんか。












@熊野市五郷町桃崎の名刹、桃源寺を参拝し、千本幟に願いを書き、住職に祈祷していただきます。

Aこれまであまり知られていなかった、高尾谷奥の秘境、太郎坊権現を参詣し、十一面観音が秘仏として祀られていることから日本独自の神仏習合を検証し、千本幟の祈りを再現します。
 
太い蔦の鳥居、三重と高知にしかないトガサワラの樹木、水垢離をとる清流。神秘に彩られた高尾谷・奥の宮で、悠久の歴史と自然があなたをやさしく包んでくれるのです。

Bかつて賑わった高尾谷の「鱒釣り場」の跡に立ち寄り、自然保護、自然破壊とは何かを考察します。

■実施要項
●実施日 平成17年12月4日(日)
●集 合  8:30 JR大泊駅前
●行 程
  8:30 〜 8:40  オリエンテーション
  8:40 〜 9:10  車に相乗りし、桃源寺まで移動
  9:10 〜 9:30  『桃源寺』で千本幟の祈祷
  9:30 〜 9:40  高尾谷入口まで車で移動
  9:40 〜10:20  奥の宮まで2kmの道を歩く
 10:20 〜10:50  『奥の宮』参詣
 10:50 〜11:30  小鳥の観察、野草の鑑賞しながら、鱒釣り場跡に立ち寄って、高尾谷入口まで歩いて戻る
 11:30 〜12:00  JR大泊駅まで車で移動
 12:00 〜12:30  挨拶・反省会   解散 

●参加費  1,500円 (関係者謝礼、保険代等)
     (※営業として行う場合は、ガイド料3,000円/人を別途いただきます。)
●その他  歩きやすい服装でお越しください。

■実施結果

オリエンテーション 千本幟を書く

奥の宮境内にて 神社の説明


■反省会
・出発時の案内など、全体にとてもよかった。天気が悪い時のやり方をもう少し考えてもよかったと思う。
・対象とする年代層に合い、受ける要素がたくさんあるツアーだと思う。ほら貝はすごい演出だった。雨が降って鳥が見られなくても紙芝居などの小道具で満足度は上がる。




---実践ツアー その5---


『木の文化』 その1「木の素晴らしい生命力」、その2「木を見て家を立てる」

その1 「木の素晴らしい生命力」

 いろいろな困難に打ち勝った樹木があります。
 山に入って半世紀の体験の驚きをご紹介します。
 今回はほんの1%にも足りませんが、ご案内いたします。

その2 「木を見て家を立てる」

 この熊野地方の林業のよき時代の古民家に見受ける木の活きた使い手、大工さんと共に巧みの粋を見極めたいとの企画です。

 今回はその一部分ですが、飛鳥町小又の立ち古木の見学の後、五郷町の古民家に案内します。ここはかたちを変え30年の空白から蘇った家です。そこで様々の木は家のこの部位に使ったなど、代々親方から学び伝わる粋をかっての棟梁のお話を交え、皆様に木の生命の素晴らしさを感じていただけたらと思っております。

■実施要項
●行動日
 12月4日(日)
●集合場所
 大泊駅前広場
●行 程
 午後1時15分出発  木の素晴らしい生命力
 午後3時00分     木を見て考え家を建てる
 午後4時30分     加藤氏宅でミーティング
 現地解散 午後5時頃
●参加費
 800円(1人)保険料含む
 営業の場合 ガイド料 3000円(1人)
●準備物
 長ズボン、足元のしっかりした靴
●その他
 雨天の場合コース変更あり
《追》自然・無農薬のお茶作り お茶摘みから体験 是非どうぞ!!

■実施結果






■反省会
・このメンバーだから楽しかった。この地域を全く知らない人には説明の作り込みがないとわかりにくく、評価が難しい。
・説明の絵は紙芝居にして描いておけばよかった。
・アットホームな雰囲気が出ていたが、他の古い民家との違い、他の地域の杉との違いが見えてこなかった。差別化が難しい。
・お客様とのコミュニケーションを事前にどうとるか、現場でどうとるかが課題である。




---実践ツアー その6---


『熊野の伝統食材を訪ねる旅』 〜ボクらは食の探偵団!〜

熊野には太古の昔から守られてきた森があります。那智勝浦町にある那智原始林は、そんな森のひとつです。森に降った雨は、那智の大滝から那智川へ、そして補陀洛渡海の歴史を刻んだ那智の浜へと流れます。ここでは、水質の優れた伏流水を利用したしょうゆや酢の醸造、豊かな自然が育んだ養蜂業といった、伝統的な生業(なりわい)も脈々と受け継がれてきました。

今回のツアーでは、この那智勝浦町で、昔ながらのこだわりでしょうゆを醸造している「藤野醤油」と、紀南の温暖な気候に咲く花々からハチミツを採取している「中村養蜂」を訪ねます。自然の恵みと伝統製法による「味」を五感で堪能していただけると思います。

■実施要項
●実施日
 平成17年2月25日(土)
●集 合
 9:30 那智勝浦体育館第一駐車場
●行 程
 9:30〜10:00 集合・オリエンテーション
10:00〜10:30 市場調査(スーパー 「Aコープ」)
10:30〜11:30 藤野醤油見学
  
(以下車に乗り合わせ、移動)
12:00?13:00 大門坂駐車場で昼食
  
※ 昼食時にインタープリテーションを兼ねたクイズを実施
13:00〜16:00 中村養蜂園見学
  
※ おやつを兼ねた醤油、蜂蜜の試食
  
(車に乗り合わせ、那智勝浦体育館に移動)
16:30頃   反省会

●参加費: 1400円
    営業として行う場合ガイド料を別に 2000円(4人以上で実施)
●持ち物: 弁当、飲み物、マイカップ(コップ)、スプーン


■実施結果

藤野醤油の見学 食品についての説明

養蜂の説明を聞く 蜜蝋クリームの瓶詰め


■反省会
・楽しく参加できたが、熊野らしさやエンターテイメント性が大切である。伏流水や熊野が養蜂発祥の地であることなどで少し地域性が感じられた。
・3人のガイドのコミュニケーション力が高い。サプライズ的な人形劇などよく考えられていた。人がそこに来ていれば「食」には人が入るが、どうやってそこへ人を呼ぶかが大切である。
・これらの食材をいかに特徴づけていくか、水の大切さ、自然や生活文化を感じさせるプレゼンテーションがエコツーリズムを感じさせる可能性を持っている。




平成17年度 「三重・紀南エコツーリズム」ガイド・リーダー養成講座 記録

全体会議

実施日:平成18年2月26日(土) 

場所:紀南ツアーデザインセンター


【平成17年度養成講座のまとめ】

・2年間ミーティングを重ねて地域のよさを形にしようと努力し、みなさんが思う紀南のよさ、宝を伝えようとする気持ちが感じられた。自信をもってやってもらいたい。最終日は次回の最初の日であり、事業化に向けて新しいステップに踏み出してほしい。

・日本ウォーキング協会でも、ただひたすら歩くのではなく植生の不思議に目を留める動きが出てきて、エコウォークが生まれ始めている。ゆっくりと自然を楽しみながら、私たちの祖先がこうだったと感じられるようなことをとつとつと伝えていただく、そこに新しい旅の発見があるのではないかと思う。ボランティアからもう一歩踏み出して責任を持ち、熊野の新しい旅ができれば、技法は途上でもよい。技法よりは心の問題である。   

・ここに来て地域に対する思いが感じられた。エコツーリズムという言葉が問題を難しくしている。地域それぞれの旅、ここ独自の旅のあり方をどうやって広げていくかを考えられれば成功するのではないか。ここだから聞ける、味わえるというものがあればよい。

・知識を蓄積するのも必要だが、しゃべらないのも一つの技法である。「宝」が押しつけになってはいけない、それがプロとしての役割である。最終的には「人」であり、ツアーのガイドのほか、プランナー、コーディネーターとしてトータルの商品をつくっていく必要がある。




以上

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