野を楽しむ達人の会 第一回例会 記録

『立間戸谷の絶景』
〜 源助滝、牛鬼滝、屏風岩、屏風滝を巡る 〜

実施日:平成18年2月12日(土)

場所:熊野市紀和町 立間戸谷 

参加者:7名(女性1名、男性6名)

 「熊野を楽しむ達人の会」 第一回例会を熊野市紀和町和気にある立間戸谷で実施しました。

各自の自己紹介、オリエンテーションの後に一同は車で集合場所から登山口まで移動しました。出発準備が整い、準備体操を行いガイドの山川さんを先頭に出発です。薄暗い杉林を通り抜けると、急に視界が明るくなり川原に出ました。ここが立間戸谷です。対岸に渡り急な登山道を上ります。

この谷の下部は緩やかなのですが、上部に進み谷の傾度がつくと沢山の岩がゴロゴロとしています。谷幅いっぱいに巨岩がゴロゴロと積み重なり、ところどころに大人が楽に入れる隙間が開いています。ガイドの山川さんはトンネル状になった隙間をくぐり抜けながら「俺が子供やったら、絶対ここに秘密基地作るんやけどなあ。こんなええとこないぞ。」と言ってました。今日の参加者にもきっと同じ事を思っている人がいるはずです。谷の左岸を見上げると柱状節理の岩壁です。目の前にある岩々があの上から崩落して来たのだろうと考えると自然の驚異をあらためて感じさせられます。岩のトンネルを抜けるとこれから目指す谷の奥が望めます。山川さんが皆さんに説明をしてくれています。

重なり合った岩の隙間を通ります
山川さんの説明で谷の奥を望みます

この辺りには岩と岩の間に何ヶ所か木の橋があります。朽ちてしまい踏み抜いたり、いつ折れるか判らないものもありましたが今回、山川さんが例会の事前に掛けなおし、他の危険な所にはロープをかけてくれていました。山川さんは、普段から案内予定の山には事前に何度も足を運び、下見をするだけでなく整備や保全に努め、常に安全に対して気遣っておられます。

源助滝は登山道から下に見えます。周辺には鬱蒼と雑木に絡まった蔓、石や倒木を多い尽くす苔が見られます。その中を通り滝を目指して谷に下ります。出発してから約30分で源助滝に到着しました。この滝は2段で約30mほどの高さがあり、左岸は岩壁がたちはだかっています。沢登りをする人はいったいこの壁のどこを登るのだろうかと考えてしまいます。川の水が直線状に流れ落ちる滝の下は岩がゴロゴロとしており、滝壷が無いので滝の真下まで近づくことができます。参加者の皆さんは、寝転んだり、見上げたり、滝の真下に行ってみたり、遠く離れたりと思いおもいに写真を撮っています。約10分の休憩後に全員で滝をバックに写真を撮り、次を目指して出発です。

源助滝到着
源助滝は2段で約30mあります

登山道に戻り更に谷の奥に進みます。山が急峻なせいで植林が困難だったのか谷沿いは自然林が残り鬱蒼として岩や木は苔むしています。岩場につけられた急で細い登山道には、石積みが残っています。道から下を見下ろすと切り立っており、先人が石を積み上げた苦労が偲ばれます。滝の近くに炭焼きの窯跡があるので、その人たちが付けたものかも知れません。今日の参加メンバーは健脚揃いで予定よりも早く、川のど真ん中に欅の大木がある川原につきました。ここは流れが緩やかなので広い川原で、子の泊山登山の分となります。ここから立木の間に牛鬼滝の流れが見えます。

川原の真中にけやきの大木があります
休憩中。予定より早く川原につきました

欅の大木を後にして、牛鬼滝にむかいます。右岸の登山道から谷を渡り左岸の道の無い斜面を登ります。山川さんが安全を確認しながらルートを選んで進みます。下から来る人に落石をしないよう注意をはらって進むこと約20分で牛鬼滝到着です。約60mの高さがあるそうです。この滝も下に岩がゴロゴロしているため滝壷がありません。ここでも皆さんは、滝の真下から上を見上げて写真を撮ったりしています。緩やかにカーブを描いて落ちる滝の姿を見ていると、牛鬼滝という名前と合わない様な気がしました。2回目の集合写真を写し、今日の最終目的の屏風岩、屏風滝を目指します。

滝の写真を撮っているところ
牛鬼滝をバックに記念撮影

今登って来たルートを引き返し一旦谷まで下ります。ここからは登山道が無いのでゴーロの谷を上がります。牛鬼滝から30分足らずで屏風滝に到着しました。山川さんおすすめの絶景で本当に名前の通り、屏風滝、屏風の壁そのものです。高さ約70m、滝の落ち口を見上げるとオーバーハングに聳える岩壁が今にも倒れてきそうな感覚にとらわれます。相対する屏風岩も柱状節理の壁が見事で、この二つを見上げていると圧倒されてしまい、ただ見上げるばかりです。参加者の皆さんもカメラをいろんな所で構え、写真を撮っています。ここで昼食を取り3回目の集合写真を写して、名残惜しくも下山です。

屏風岩、屏風滝の前でも撮影
滝の落ち口はオーバーハングになっています

帰りは健脚揃いとあって、誰も疲れることなく予定より30分早く下山しました。参加者の皆さんから「来た甲斐がありました。」、「一人ではよう来んから、参加できて良かったです。」、「良い景色でした。」の感想をいただき第一回目の例会を終えることができました。

無事に下山しました
(記録:宮本)

以上


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