熊野古道エコツアー 記録

『熊野古道の歴史と自然をじっくり見て歩こう@ 〜松本峠〜』

実施日:平成16年11月13日(土) 

場所: 熊野古道 松本峠 (熊野市大泊町〜熊野市木本町) 紀南ツアーデザインセンター

講師: 熊野の自然を考える会 花尻薫さん、岩崎哲也さん

参加者: 14名

1.エコツアーの趣旨

熊野古道は大昔から熊野詣の旅人たちや地域の人たちが歩いてきた道です。また、周辺の山には杉やヒノキが植林されて、人の手が大きくはいりました。こうした古道周辺の過去の歴史は、元来この地域の気候や土壌が育んできた植物、動物、昆虫などに少なからず影響を及ぼしてきたはずです。

生物の生態系は微妙なバランスの上に成り立っています。人間がむやみに採取してしまったり、水を汚したり、環境を変えてしまったりすると、昔はよく見られた植物、動物、昆虫などが姿を消したりします。さらに、全く新しい外来種が出現してくることも考えられます。

近年、熊野古道を歩く人が増えてきました。このことも、生物にとっては大きな環境の変化になる可能性があります。できる限り生物たちに人間からの悪影響を与えないためには、どうすればいいのでしょうか。人々が利用してきた熊野古道の歴史を大切に引き継ぎつつ、美しい紀南地域の自然を保全していくために私たちの手でできることは何なのかを、このエコツアーの中で考えていきたいと思います。

2.エコツアーの内容

【熊野古道 松本峠歩行】

松本峠エコツアーでは、熊野古道の石畳や洗い越しという排水路、鉄砲傷のお地蔵様などに関する歴史や成り立ちについての説明のほか、松本峠のさまざまな植物、キノコについて実物を観察して特徴や生態も含めた解説を聞きながら峠道を歩きました。

熊野古道の石畳には洗い越しと呼ばれる排水路が切られているところがあります
洗い越し(深さ30cmの排水路)
スギエダタケ(キシメジ科)というキノコが生えていました
ビオトープ(以前田んぼだったところに水をひいたもの)を見学する参加者
カギカズラの説明を聞く参加者
カギカズラ
松本峠には江戸期の石畳と明治期の石畳が混在しているところがあります
コケが生えて丸みを帯びているのが江戸期の石畳、角張っているのが明治期の石畳
松本峠のお地蔵様には鉄砲傷と伝えられる傷跡があります
松本峠の東屋からは七里御浜を一望できます

【松本峠エコツアーマップ作成】

松本峠を大泊から木本まで歩いた後、紀南ツアーデザインセンターにおいて、その日見たもの、学んだこと、耳にした鳥の声などを大きなマップに記入して、松本峠エコツアーマップを作りました。

マップに書き込みをする参加者

以上


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