熊野古道を学ぶ旅その弐 記録

『二木島と海の道、山の道 〜二木島の歴史と熊野古道を学ぶ〜』

実施日:平成17年3月20日(日) 

場所: 熊野市二木島町内

熊野古道 二木島峠〜逢神坂峠(熊野市二木島町〜熊野市新鹿町)

      語り部:熊野古道語り部 竹内捷二さん

参加者: 6名


1.ツアーの趣旨

二木島は、古くから漁業や捕鯨の基地として栄えました。その様子は、二木島祭の勇壮な関船競争や鯨の供養塔などからうかがい知ることができます。また二木島には風待港として多くの商船が寄港し、多数の船宿があり、海と結びついた独自の生活文化が生まれていました。
二木島へ出入りするために利用された道には、峠を越える山の道と船を使っての海の道がありました。最近は熊野古道が注目されていますが、かつて多くの人々や物資を運んだ海の道は、陸路の熊野古道と同じくらい重要な道でした。その結果、二木島には海と結びついた独自の生活文化が生まれました。
今回のツアーでは、古くから港として栄えた二木島の史跡めぐりで歴史を学び、かつての旅人や地域の人々が利用した海の道(渡船乗船)と、山の道(熊野古道二木島峠〜逢神坂峠歩行)を体験し、海の町二木島で育まれた暮らしや文化に触れます。これは熊野古道を通して、地域文化を見直してみようという試みの一環です。

2.ツアーの内容

【船による海の道体験】

船に乗って二木島湾から楯ヶ崎、海金剛を見ました。
柱状節理から成る楯ヶ崎、海金剛の壮大な自然の造形はたいへんな迫力でした。
海金剛は船に寝ころんで見上げるのが一番いいと竹内さんに教えてもらいました。
二木島湾の入り口は「二木島口」と呼ばれ、水深が浅くなっているところがあって航行には高度な技術が必要だったそうです。

船で二木島湾から楯ヶ先、海金剛を遊覧しました
船に寝ころんで海金剛を見上げ、迫力を実感しました

【二木島の史跡めぐり】

二木島出身の竹内さんの案内により、津波地蔵や鯨の供養塔、唐人塚などの史蹟や二木島祭の関船を見学し、二木島の歴史と文化を学びました。
また、かつての回船問屋であった大石屋のお座敷を借りて二木島独特のこけら寿しとエゴマのぼたもちをいただいた後、同家に残る昭和38年と57年の二木島祭の写真を見せていただきました。竹内さんの体験を交えた説明から、かつての二木島祭の活気ある様子や時代による移り変わりなどについて理解を深めることができました。

鯨の供養塔の説明を聞く参加者
二木島祭の関船の説明を聞く参加者
大石屋さんを訪問しました
エゴマのぼたもちとこけら寿司

【山の道体験 (熊野古道 二木島峠〜逢神坂峠歩行)】

熊野古道の二木島峠〜逢神坂峠を歩き、二木島を出入りする山の道を体験しました。
杉木立と石畳の古道のすがすがしさを楽しみ、鳥の声を聞き、植物を観察しながら歩きました。

熊野古道の上り口からは二木島湾が一望できました
二木島峠の説明を聞く参加者
二木島峠を歩く参加者
新鹿駅で記念撮影をしました

【まとめ】

語り部の竹内さんは、参加者の方々に、昔から今に伝わる歴史の中で二木島の人々がどう生きてきたかを知ってほしい、単に史跡を見るだけでなく、海に近い町二木島の生活や歴史、自然の造形も含めた全体を知って、二木島ファンになってほしい、と話されました。
参加者の方々からは、今までにも来たことはあったが今日は新しい発見の連続だった、楯ヶ崎と海金剛の迫力に感動した、二木島祭を見に来たい、違う季節にまた古道に足を運びたい、という感想をいただきました

以上


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