とっておきの熊野 山村の暮らし体験講座その七 ツアー記録

『番茶作りの集い』

実施日:平成17年5月3日(火) 

場所: 紀和町湯の口

参加者: 8名

天候に恵まれた今年のゴールデンウィークの一日、5月3日に「とっておきの熊野 山村の暮らし体験講座 その七『番茶作りの集い』」が行われ、8名の方が参加されました。
熊野では昔から番茶は、多くの家で、昔から自家用に手作りされてきました。お茶の新芽を摘んで、鉄釜で炒り、揉んでから乾燥させる作業は、熊野の春の風物詩の一つと言えるでしょう。
今回は番茶作りの名人、福山幸夫さんを訪ね、おいしい番茶の作り方を学びながら、お茶摘みを体験しました。

指導者、福山さん

福山さんの茶畑は紀和町湯ノ口の、北山川沿いにあります。石垣や家の周囲に自生しているお茶の葉を摘むことが多いこの地域の中では、きれいに手入れされた立派な茶畑です。

福山さんの茶畑

茶摘みをする前に、まずは基本の学習です。初めにお茶炒り機、揉み機、ほぐし機など福山さん手作りのお茶作りの道具を見学したあと、機械を使わない伝統的な手作りの方法を実演していただきました。また、一番茶と二番茶、三番茶の違いや、良い茶葉の特徴、茶の木の品種、熊野の番茶は一般的には「釜炒り焙じ茶」と呼ばれているお茶であることなど、お茶についての基礎知識を学びました。

摘んだ茶葉を鉄釜で炒る
むしろの上で揉む

番茶はいれる前にもう一度、焙じます。その焙じ方の実演をしていただき、今年できたばかりのお茶で、おいしい番茶の味を確かめました。ここまで学んでから、いよいよ茶畑へ出かけました。

お茶の焙じ方の説明

「一芯ニ葉」と言って、新芽が3枚出揃ったときが、茶摘みに最適のとき。次の新芽が出るように気をつけながら、その三枚の茶葉を茎から摘みます。
腰にかごを下げて、葉を摘みます。1時間ほどで、柔らかく、緑が美しい新芽がかごいっぱいになりました。

下の葉を残して摘む。新しい茎ははじけるように折れた。
めいめい自分で摘んだ葉を、さきほど学んだ通りに直火の鉄釜で炒りました。お茶のいい香りがたち始めます。焦がさないように、しっかりとかき混ぜます。茎のつやがなくなってきたころが、ちょうどよい炒り加減です。
むしろの上に炒った葉を置き、充分に揉むと、お茶の香りが漂います。揉み揚がったお茶を竹かごに干して、出来上がりです。

参加者は揉んだお茶を持ち帰って、それぞれ天日干しをして、番茶作りが終わります。紀南ツアーデザインセンターでも持ち帰ったお茶を乾燥させましたが、深い緑色の、よい番茶に仕上がりました。
湯ノ口ののどかな雰囲気と、お茶を摘みながらの楽しい会話、持ち帰った新茶のおいしさに堪能した体験でした。これも福山さんご夫婦の親切な指導があったからこそできたものと、感謝しています。

番茶についての理解が深まり、少し番茶通になったような気がします。

(橋川記)

以上


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