とっておきの熊野 自然の楽しみ方講座その二 ツアー記録

『前鬼川 沢登り』
〜限りなく美しい川と行場跡を訪ねる〜

実施日:平成17年8月3日(水) 

場所: 奈良県下北山村前鬼川

参加者: 6名

 今回、紀南ツアーデザインセンターでは、自然の楽しみ方講座の場として奈良県下北山村前鬼川を選び、『前鬼川 沢登り』を開催いたしました。

前鬼川は、大峰山系の孔雀岳に源を発し、人の手が入るのを拒むかの様に川の両岸は険しく、谷底深く流れています。この川には、日本の滝百選に選ばれている不動七重の滝があり、その上流部での沢登りや渓流釣りは自然の愛好家に知られています。又修験道の行場などもあります。

日本の滝百選に選ばれている不動七重の滝
白くて大きな岩がゴロゴロと点在しています

今回ガイドとして、有馬町の山川治雄さん、井戸町の仲村稔さんの案内で前鬼川支流の黒谷から入り、少し下流に下って出合いで本谷に入りました。約2時間半のコースです。
本谷は川幅が広く大きな岩がゴロゴロと点在していますが、その岩が白いせいか、とても明るく感じられる谷です。流れる水の色は淡いグリーンで限りなく透明です。川底の石や岩もよく目に映ります。しばらく、このゴーロ地帯を慎重に登りますが、ときどき流れる水の中に入りながら登る沢は、夏の暑さを忘れさせてくれます。

流れる水の色は淡いグリーンです
大岩の下をくぐります

行く手を阻む滝の横を、ロープを伝って登ると景色は一変し、100m余りナメラが続きます。流れが緩やかな浅いところには、清流だけに住むナガレヒキガエルのおたまじゃくしがびっしりとひしめき合い、手からこぼれ落ちるほどすくえます。これらを見ていると、いかに水が綺麗であるかがうかがえます。参加者の皆さん、スタッフも童心に帰り、しばしこれらを見て楽しみました。

美しい滝を見ながら小休止しました
その場で作ったはしごで下ります
ナメラの上を歩きます
ナガレヒキガエルのおたまじゃくし。手足が生えています

ナメラの上流に行くと、左岸から何ヶ所も数十mにわたり豊富な湧き水が音をたてて流れ出ています。この水は川の水よりもさらに冷たく、長らく浸っていると足がジンジンしてくるほどです。そして、ここを通り過ぎるとやがて修験者が禊をする垢離取場に着き、ここで昼食をとりました。川の行程はこれで終了です。

豊富な湧き水はすごく冷たいです
垢離取場で記念撮影をしました

午後からは約一時間、一山越えるための山歩きです。川と違い気温が高く、暑さも倍増していましたが、みな無事に前鬼の宿坊に下りることが出来ました。この前鬼の里は、修験道と深くかかわりを持っており、1300年余りの歴史があるところです。以前は全部で五つの宿坊があったそうです。現在はすっかり寂れてしまい、小仲坊が一件と、広大な敷地跡の石垣が残るのみとなっています。

唯一残っている小仲坊
お堂が残っています
立派な石畳が残っています
広大な住居跡

 前鬼の宿坊周辺を散策し、駐車場まで30分ほどの間に、参加者の方々から感想をうかがいました。水の綺麗さは予想以上であり、目を楽しませくれる景色の美しさでなく、自然そのものを実感することが出来たという感想をお聞きしました。

また、この行程で、ガイドのお二人は常に危険な所や足場の悪いところでは、先回りをしてロープを渡してくれたり、岩場を渡るためにその場で梯子を作ったりしてくださいました。そのような配慮に感謝しながら、無事に帰途に着くことが出来ました。

                                                                            以上


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